「申請が完了しました」というのは、今日来たクライアントのお客様からのご連絡でした。さて、ことしは一体申請後何日で、申請ボタンをおしてから口座に着金するのでしょうか?これから、モニタリングを開始し随時速報を出して行きます。ご期待ください。また、当オフィスの「無料事前確認」会員の皆様、着金リードタイムについてのフィードバックのご協力宜しくお願いいたします。
立ち上がりは早いはず
審査部門は、おそらくは相当の人員を配備して待ち構えていると考えられます。従って、申請受付開始と同時に申請ボタンをクリックしてリードタイムを計測するマニアもおられます。当オフィスは、そこまで機敏に申請して頂く努力はできませんでしたが、本日2件の事前確認を行いその内のお一方が申請を完了したとの通報をくれました。さて、何日で着金するでしょう。昨年の一時支援金は、ピークに差し掛かった時点で2週間でした。申請代行実績集_その2理容業14日で入金
政府は申請後2週間を目標としている
確か国会審議の中では、今回の事業復活支援金の支給は申請後2週間を目標に議論されていたと記憶しています。最初の関門は、明日の朝から昼に掛けて事務局より何らかの単純な不備の指摘がくるかどうかです。これから、一か月程度経つと審査部門も混雑の為3日程度のタイムラグが出てきます。「あれ?、今頃見てくれたの?」と言うことが起きます。第二の関門は、1週間程度経過したとき実質審査の中で何らかの矛盾が発見された場合です。取り下げ・修正・添付文書の差し替え等の補正を含め、2週間以内に対応しなければなりません。事前確認を、雑に通過させていることこの辺りで苦労します。
昨年の支援金では1.5か月から2か月待たされたケースも
昨年の、月次支援金の申請開始時はその前の一時支援金の終了と重なりかなりの滞留が生じました。ただ、有難く感じたのは審査部門はどうやら土曜も日曜も休日返上で動いている様子が伺えたことでした。そもそも、滞留の根本原因は一定割合の不正受給申請と様々な申請上の不備でした。これらを解決するリソースは、確保されていなかったので一時支援金の申請が終了しても尚相当の期間入金しない方が居たようです。月次支援金の入金遅延事情
今年は恐らくコースの誤りや添付書類の取り違えがポイント
ところで、申請時の作業時間について皆様は何時間程度かかると予測されているでしょうか。冒頭お知らせを下さった方は、青色申告の事業主で昨年一時給付金を受給しています。そして、今回申請に費やした所要時間は27分でした。これは、申請を開始するとセンターからID発行の通知SMSに届き、その時刻と申請が完了した時の申請受付通知の時間差を計算すると解ります。しかし、通常初回はそうは行きません。何と、5時間から8時間程度かかる場合もあります。そのほとんどは、コールセンターの電話の待ち時間(切ってしまうと二度と繋がらないのでオルゴールを聞きながら気長に待ちます)や不備だった添付書類の作り直しなどです。因みに、事前確認前は申請ボタンは押せません。以前は、最も難しく手間のかかるのは「白色申告」の事業者の場合だと思っていました。しかし、実際には作業項目は膨大ですがトータルの所要時間は比較的少なめでした。申請代行実績集_その6 スポーツクラブのインストラクターの事例
こ今回の場合は、4つのコースの選択や基準期間に応じて異なる添付書類のマトリックスなどが混乱を起こしやすいでしょう。
何故2018年11月まで遡るのか?
毎年世相の推移とともに、手続きが細かくなるポイントも変わってきます。昨年は、取引先の法人番号気記入が必須にされていた所、商店や理容店などB to Cの現金商売をしている事業者はコードなど書き様が無いではないかと言う点で大混乱が巻き起こり2か月の審査滞留につながりました。今年の場合、かなり洗練されてきている印象ですが、コース分けの選択や「対象月」と「基準月」「基準期間」の概念が府に落ちるまで一定の時間を必要とすると考えられます。そして、府に落ちないまま要領書を棒読みして走り出すと手痛いミスとなり手戻りが起きるのです。
何故今回の制度設計が、2018年11月を軸に期間をくくってるのか?そのコンセプトに納得できていれば、非常にシンプルにX・Y・Zの基準期間選択もできますし、添付ファイルも間違えずにピックアップできます。
マニュアルは画面ベースがおすすめ
とはいえ、とにかく早く事前確認を済ませて自力で最後までインプットを終え添付ファイルをアップロードしなければ始まりません。その際、お薦めなのは画面ベースで審査要件も基準期間選択も教えてくれる「オンライン申請手順書」が一番効率的だと思います。本来は、申請要件やご自身の申請資格者該当性名(とくにサイドビジネスとしての確定申告をされている方)に有無などが、明確な説明書が見当たらず気になって前に進めないかも知れません。しかし、まずは要求された文書を探し揃えて行くうちに、「申請要領」に記載された法律の様な文章も自ずから理解できてくると思います。
まとめ
まだ申請開始後の第1週目です。焦る必要は、まったくありません。ゆっくり、画面を見ながら考え丁寧に準備して行きましょう。事務局から、申請後になって何度も補正命令を受け慌てて書類を作りなおしたり調べものをして本業の時間を潰すのはあまり心臓によくありません。それよりも、この段階でマイペースで準備を進める方がはるかに戦略的です。そして、お友達やお知り合いと情報交換するときには注意点があります。それは、業態によって前提も異なれば添付すべき文書の組み合わせも異なるという事です。かならず、本題を語る前に①法人、②青色決算書月青色申告事業主、③決算書を提出しない青色申告事業主、④フリーランスなど、というポジショニングを明確にするよう注意しましょう。そうすれば、その情報はあなたを混乱させず大きな助けとなります。